いま、私たちはいろんな媒体を通じて、文章を読むことができます。
電子媒体であるブログやホームページは、文字を打ち込んだらすぐにアップできるし、
紙の新聞だって、翌日にはできあがっている。
ところが、「本」の文章の締め切りは、出版予定日の4~5ヶ月前。
(出版社や本によって違いはありますが、青い鳥文庫はこのくらいなんです)。
ずいぶん早いと思いませんか?
でも、その4ヶ月間のあいだ、いい本にするために、
それはそれは多くの人たちの、プロフェッショナルな作業があるのです。
今回は、実際に出版される本の流れを4ヶ月かけて追いかけて、
そのすべてを(!)取材させてもらいました。
あまりに深い世界まで入り込んだので、講談社の企業秘密の雨嵐。
ただ、取材者には守秘義務(得た情報を目的以外に使用しない)があるので、
これはぜんぶ天国まで(地獄ではなく、天国に行くつもりでいます)持って行きます!
ストーリー仕立てですが、99%が真実の、ほぼノンフィクションです。
この本を取材し、原稿を書き上げて思ったことは、
一冊の本には、なんてたくさんの人の、本に対する愛情が注がれているのかということ。
こんなに多くの人のプロの仕事と、真剣な思いがこめられているとなると、
身の引き締まる思いでいっぱいです。
新たなる決意とともに、「本」が大好きな人たちが、
「本」にそそぎつづける愛情ストーリーをお届けします!